全ては感情からはじまる

実践家(EQ practitioner)三森朋宏のブログ

AI時代に求められる能力とは?

西暦2020年、ここ日本ではオリンピックイヤーのその年、AIによって第4次産業革命が起こると予測される中、人に求められる能力も大きく変わると言われています。

その中で、鍵となる能力はいったい何なのでしょうか?

ハーバード ビジネス レビュー(HBR) 2017年9月1日 の記事

「AI時代は「賢さ」の定義が完全に変わる」

www.dhbr.net

この中で、著者(エド・ヘス  バージニア大学ダーデン経営大学院の教授(経営管理))は、「これからの「賢さ」は、より高度な人間の思考と感情の関わりを促すことになる。・・・中略・・・これまで 心の知能指数(EQ)と関連づけられてきたスキルを磨くことに、より注力するだろう。」

と書いている。
心の知能指数 = EQ(学術的には、Emotional Intelligence = 情動知能)」は、1990年イェール大学のピーター・サロベイ博士(現学長)とニューハンプシャー大学のジョン・メイヤー博士によって提唱され、その後、脳科学分野へと基礎研究が進み裏付けが進んでいる理論です。日本では、まだ馴染みが少ないこの能力ですが、米国を中心に欧米ではMBAでも学ぶ、ビジネスパーソンの常識とも言える能力です。

また、World economic forum(世界経済フォーラム)によれば、2020年第4次産業革命において重要とされる10のスキルの内、約1/3が変わると予測しています(記事参照)。

www.weforum.org

そして変わるスキルの代表的なものとして6番目に重要とされる「Emotional Intelligence = EQ(心の知能指数」があります。

このように世界的には「Emotional Intelligence = EQ」が重要とされているのですが、一方で日本では「EQ」が広く知られるには至っておらず、日本のビジネスが世界に取り残される可能性を示唆する理由の一つになっています。

今後、ビジネスパーソンに求められる能力が変われば、当然それに応じて人事・人材育成戦略も大きく変わり、さらに、企業向け研修を生業とする講師に求められるスキルも変わります。

人事・人材育成担当者のみなさん、講師業のみなさん
AI時代、第4次産業革命に向けた情報やスキル習得などの備えは十分でしょうか?

今回、EQ実践家として世界最大級のEQネットワークであるシックスセカンズのフェローとして活動する中でEQの先端をいく米国から得られた最新情報近年注目が集まるGoogleの動向も含めこちらのイベント

「感情活用研究会 Feel For Life スタートアップ セミナー」
 2月4日(日) 午後 @清澄白河

でキーノートとしてお伝え致します。

感情活用研究会 Feel For Life では、来たるAI時代、第4次産業革命に備えみなさんと一緒に人だけが持つ感情の能力を活用していくことを研究していくメンバーを募集中です。現在100名を超える方に登録頂いています。

ぜひ、スタートアップセミナーに参加頂き、一緒にAI時代、第4次産業革命に備えていきましょう。

新年の抱負

年末に経団連も副業・兼業を容認する方向との記事が出ました。
 
すでに一人働き方改革を実践している私としては、大歓迎な風向きの中、
今年の抱負は、「福業」(副業ではなく福業)としました。
福業とは、福を招く、福をもたらす業という造語にしました。
自分にとってもはもちろんですが、仲間にとって、社会にとって幸せが訪れる業を推し進めていきます。
 
具体的には、昨年始めた
・Social Emotional Learning のプロジェクト
 欧米では既に確立している学習プログラムで、幼児〜高校生と広く子供に社会性と感情面の学習を行うことで、他人の気持ちを汲み取り共感したり、自分の感情を上手に調整して望ましい結果をもたらすようにすることで、社会生活を円滑にし、子供の持つ能力をより社会に活かせるようにしていこうとするものです。
 
・Feel For Life 感情活用研究会の活動(https://www.feelfor.life/)
 ビジネスでは、社員に対する様々な研修が行われているものの本当に成果に繋がっているだろうか。本当に社員一人ひとりのマインドを変えられているだろうか。社会人向けの研修講師として長年活躍している仲間と会話を続けている中で、今の時代・・・これからの時代に掛けているのは、「感情」をいかに活用するか?ってことではないかという結論に達し、みなさんと一緒に感情の活用について考えていく場を作ることになりました。
 
・産休/育児中ママを講師にする活動
  産休/育児中のママさんは、研修によるスキルアップの機会もなく、AI時代・100年時代にどう働いていくのか?と不安に思っている声を多く聞き、ママさんが一人でも稼げる力を手に入れる機会を作ろうとポテンシャルがあり、やる気のあるママさんを研修講師として育成する活動を始めました。
 
を中心に、これまでも活動してきた
・スキー
 スキースクールのインストラクター、スキーを通じてマインドフルネスを体感するマインドフルスキーイングなどスキーを通じた福業
・EQコーチン
 個人の自己理解を助け、ポジティブチェンジを支援する感情と脳の嗜好性にフォーカスしたプライベートコーチン
・「あすよみ」(http://www.asuyomi.com/)
 明日をよむ、明日をつくる、明日がわかる・・・市販本を使ったワークショップを通じてビジネスの明日を開く活動
 
も引き続き活動していきます。
他にも企業や団体、大学関係から頂いている複数のお話も大事に進めて参ります。
 
新年、みなさんと福を呼び込むイベントをご紹介!
前述の感情活用研究会の発足イベントを開催し、参加のみなさんとビジネスパーソンのこれからを考えるます。キーノートとしてGoogleから発信されている「マインドフルネス」や「心理的安全性」の真意に迫る情報提供もあります。

ちなみに、2020年に向けた中期目標「EQの専門家(仲間)を1,000人にする」は、変わりなく継続していきます。
 
昨年のお礼と今年の福業祈願をしてきました。

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一年を振り返る

今年も無事に1年が過ぎようとしています。今年は、例年にも増して関わってくださるみなさまに支えられた年でした。本当にありがとうございました

取捨選択」を抱負に掲げたこの一年を振り返ると、成果はまずまずだったかなぁと思います。

捨てた(やめた)
・英会話をやめ、マイクロラーニングにシフト
・自主開催のオープンセミナーを減らした

取った(はじめた)
・Social Emotional Learning のプロジェクトを仲間と始動
・Feel For Life 感情活用研究会を仲間と始動
・産休/育児中ママを講師にする活動開始

思いきって捨てることで、本当にやりたいことにリソースを集中できた一年でした。

一年のはじめに熟考して決めた抱負を持つことで、内発的なモチベーションを維持し、判断に迷うことなく進むことができるなぁと改めて実感しています。「一年の計は元旦にあり」ですね。

では、紅白でも見ながら、元旦に向けて来年の抱負を考えるとしましょう。


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みんさん本当にお世話になりました。来年も宜しくお願い致します。

よいお年しを

新年 2月4日「心理的安全性」の真実に迫る

Googleのプロジェクト「アリストテレス」が明らかにした生産性を高める「心理的安全性」・・・

gendai.ismedia.jp

最近は、この言葉もバズワードのように多くの場で使われるようになってきましたが、ところで

心理的安全性」が、なぜ生産性を高めるのか?
心理的安全性」がある状態とは、どのような状態か?
心理的安全性」は、どのようにして高めるのか?

これら具体的なことが、説明や紹介される場は、あるでしょうか?
少なくともここ日本では、無いに等しいでしょう。

これと同じようにGoogleの Search Inside Yourself がブームの引き金となった「マインドフルネス」も多くの講座が開催され、やり方について伝えられる場はたくさんありますが、一方でマインドフルネスがなぜビシネスの成果に関係するのか?について説明される場は、ほとんど無いと思いますが、いかがでしょうか?

それもそのはずで、「心理的安全性」や「マインドフルネス」とビジネスの成果の関係を裏付ける「ある理論」に精通し実践レベルで伝えられる専門家が日本にほとんどいないからです。

この理論は、1990年に心理学のいち理論「Emotional Intelligence(情動知能)」として発表され、脳科学分野でも研究が進められるている感情に関する理論です。

2月4日(日)午後、日本でほとんど語られることのない
心理的安全性の真実」として
心理的安全性とは何か
心理的安全性は、なぜ生産性に関係するのか
心理的安全性をつくり、高め、維持する方法は

「マインドフルネスとビジネスの関係」について
「Feel For Life 感情活用研究会」のスタートアップイベントで語られます!!
本気で知りたい、学びたい人に届けたいと思い人数限定のイベントとなっています。申込みはお急ぎください。

スタートアップイベント(2月4日)の申し込みは、こちら。

peatix.com

「Feel For Life 感情活用研究会」や活動については、下記をご覧ください。
研究会は、志を同じくする前提をクリアすれば誰でも入会可能です。

feel-for-life

 

スキーは、健康に効くのか?

私をスキーに連れてって」公開から30thの今年、スキーと健康について少し理論的に考えてみました。
 
 
先日、スキーインストラクターの仲間から、私がEQ(感情知能)の専門家であると同時にスキーインストラクターでもあり、メンタルヘルスなどの観点からスキーをすることのメリットを整理し伝えられるのでは無いかと言ってもらえたので、今回は、趣味やレジャーでスキーをする人や、これからスキーをしてみようと思う人に向けてスキーが健康に良いのか?その効果を考えてみました。
 
スキーは、生涯スポーツと言われることがありますが、理論だてて説明されることは、ほとんどありません。
ここでは、脳科学的な側面からスキーと健康について主な効果を4つほどご紹介したいと思います。
 
1. 癒し
「スキーで癒し?」と思う方もいるでしょう。
この癒しは、セロトニンという脳内物質によってもたらされます。セロトニンは、心の安定をもたらす脳内物質で、朝の太陽光を5分以上浴びると分泌されます。
晴れた日の朝一のスキーはとても爽快感があり気持ちが良いということは、スキーをする人なら一度は経験したことがあると思います。これはセロトニンが分泌されるためです。
セロトニンの分泌が少なくなるとうつ病のリスクが高まります。都会の生活で朝日を浴びる機会が少ない現代のビジネスパーソンには、週末のスキーによって癒しを得ることも大切なことです。
 
2. 集中力や自己認識力の向上、脳の疲労緩和
スキー滑走中は、自分の感覚(体の状態、重力や雪面との力のやりとり、顔にあたる風、雪を蹴る音など)だけに集中します。仕事や学校のことなど余計なことを考えていては、上手く滑ることができません。
また、自分の周囲にも注意を配り、林に突っ込まないようにコース状況を確認したり、他人と衝突しないように注意を配ります。
その瞬間・瞬間に自分の感覚と周囲に注意を向け、この一瞬から得られる情報を処理しながら滑っています。
この状態は、まさにマインドフルネス(今、この瞬間に集中した状態)です。
 
マインドフルネスは、脳科学により集中力や、自己認識力を高め、日頃あれやこれやと先のことを考えて不安になったり、イラついたりすることから解放され、脳の疲労緩和に効果があるとされています。
レジャーを通してマインドフルネスになれるのは、お得ですよね。
 
3. 良質な睡眠
スキーはレジャーであると同時にスポーツでもあるので、スキーを楽しんだ後は、程よい肉体の疲れが生じます。この疲れによって自然と睡眠が誘導され、先にご紹介したセロトニンの分泌による癒しや、マインドフルネスの効果も合わさり、良質な睡眠を得ることができます。
脳も働くとアミロイドβたんぱく質という老廃物が出ます。この老廃物は睡眠中に髄液によって浄化されますが、現代では仕事によるストレスを始め脳を過剰に酷使し、睡眠が短いことによってこの老廃物の浄化が十分に行われていない可能性も考えられています。
 
4. 生活リズムの改善
スキー宿は、朝食は7:00、夕食は18:00が一般的です。また、スキー場は、15:00~16:00で昼間の営業を終了します。
そうすると以下のようなタイムテーブルになり、日が昇ると起床し、日が暮れると夕飯を取り、風呂に入り仲間と楽しく語り合った後、普段より早めに就寝します。

 6:00 起床、体を暖めたり、ほぐしたり
 7:00 朝食
 8:00 スキーの準備や移動
 9:00 朝日を十分に浴びながらスキー開始(セロトニンの癒し)
12:00 昼食
13:00 再びスキー(マインドフルネス)
16:00 宿へ、風呂や、仮眠
18:00 夕食
19:00 くつろぎ
21:00 就寝(良質な睡眠)

こうして本来の人間らしい生活リズムを取り戻すことができます。

さあ、ご家族や気の合う仲間と週末は、宿を予約してスキーに出かけ、心と脳のリフレッシュをしましょう!
 
ちなみに、たまにスキーだけすれば良い訳ではないので、日頃の食生活や運動も大切です。
例えば、急に寒いところに行くと血管が収縮します。高コレステロールの食事によって血液がドロドロだと血管が詰まり破裂するようなことも考えられますし、普段何も運動していないと肉離れになったりもしますね。
 
スキー関係の方、こちらの記事の転載・引用 大歓迎です(引用元やリンクを明記願います)。

感情をファシリテートするとは

ハーバード ビジネス レビューでも取り上げられる機会が増えている「感情」 
 
例えば
「クリエイティブなリーダーは感情をファシリテートする」(本文は以下参照)
部下をやる気にさせる優れたリーダーは、感情をファシリテートする能力に長け、EQが高いことがわかっています。
 
また、研修講師においても優れた講師は、感情のファシリテートが上手く、学びを促進する場を作ることに長けています。
 
では、感情のファシリテートは、どのように身に付ければ良いのでしょうか?
ここ日本では、その機会が極めて少ないのが実状でしょう。
 
今回、EQの専門家による豪華ダブル講師 & 自分のEQの発揮度合いを知るオンラインEQ検査付きのセミナーを開催します。
残席も残り少なくなっていますので、気になった方は、感情を学ぶセミナー申し込みお急ぎください。申し込みは
セミナーの内容は、以下参照ください
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感情を学ぶセミナー申し込みは、

YAS 公開講座お申込みページ

   
 

AI(人工知能) と EI(感情知能)

最近普及が急速に進むスバルのアイサイトに代表される自動車の安全運転サポート機能。これ以外にもAI(人工知能)は日々、我々の身近になっています。そんなAIについて考えていると人の持つ能力についても考えることがよくあります。

今回は、そんなAI(人工知能)と人の持つ能力の中でも最も特徴的で、私の専門分野でもある感情の能力EI(Emotional Intelligence : 感情知能、一般にEQと言われる)について考えてみました。

スバルのアイサイトを例にとると主たるセンサーは、ステレオカメラです。2つのカメラが捉えた画像をAIが判断してブレーキをかけたり、危険を知らせたり、前の車に追従したりする。人が目で見て行っていることと同じような働きをします。

人は優れた五感(視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚)というセンサーを使い、そこから得た信号(感覚)は、脳(大脳辺縁系)に送られ、感情が作られます。この感情の種類(脳内伝達物質の種類)や強さによって、表出する行動が変わります。

その行動は、表情、しぐさ、言動など様々なカタチで表れます。危険を感じると動きを止めて警戒したり、威嚇したり、逃げたりといった行動を瞬時に判断して行います。この判断の時に用いられるのが、EI(感情知能)です。
例えば、自分に何か物が飛んでくるのを確認した(見た)時、放物線の計算式を思い浮かべてどこに飛んでるくるかを計算する人はいませんよね!?つまりIQを使って計算して行動を起こすのではなく、その場で瞬時に判断し行動します。この瞬時の判断とそれによる行動を引き起こす能力もEI(感情知能)です。

この人間の能力は、安全運転サポートのAIやセンサーの機能によく似ていると思うことがあります。

EI(感情知能)の一つの働きは、自分の命を危機から守ることです。恐れを感じたり、不安を感じるといったネガティブな感情は弱さではなく、命を守るための強さです。自分の命を守れない人に未来はありませんよね。

 2020年にAI時代が訪れ、人の仕事や働き方などが大きく変化するとの予測もある中、人の持つ能力EI(感情知能)について考えることも大切だと強く思います。

 ちなみに、私の愛車にもアイサイトが搭載されています。高速道路の長距離ドライブでよく使いますが、脳の疲労感が以前に比べて大幅に軽減され、速度調整を行わない分、周囲の状況確認に注意が集中できます。AIは脅威ではなく私たちを助けてくれ、より安全にしてくれるものだと実感しています。