全ては感情からはじまる

感情活用研究家(EQ実践家)三森朋宏が、アレコレ感じたことを感じるままにお伝えします

AI(人工知能) と EI(感情知能)

最近普及が急速に進むスバルのアイサイトに代表される自動車の安全運転サポート機能。これ以外にもAI(人工知能)は日々、我々の身近になっています。そんなAIについて考えていると人の持つ能力についても考えることがよくあります。

今回は、そんなAI(人工知能)と人の持つ能力の中でも最も特徴的で、私の専門分野でもある感情の能力EI(Emotional Intelligence : 感情知能、一般にEQと言われる)について考えてみました。

スバルのアイサイトを例にとると主たるセンサーは、ステレオカメラです。2つのカメラが捉えた画像をAIが判断してブレーキをかけたり、危険を知らせたり、前の車に追従したりする。人が目で見て行っていることと同じような働きをします。

人は優れた五感(視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚)というセンサーを使い、そこから得た信号(感覚)は、脳(大脳辺縁系)に送られ、感情が作られます。この感情の種類(脳内伝達物質の種類)や強さによって、表出する行動が変わります。

その行動は、表情、しぐさ、言動など様々なカタチで表れます。危険を感じると動きを止めて警戒したり、威嚇したり、逃げたりといった行動を瞬時に判断して行います。この判断の時に用いられるのが、EI(感情知能)です。
例えば、自分に何か物が飛んでくるのを確認した(見た)時、放物線の計算式を思い浮かべてどこに飛んでるくるかを計算する人はいませんよね!?つまりIQを使って計算して行動を起こすのではなく、その場で瞬時に判断し行動します。この瞬時の判断とそれによる行動を引き起こす能力もEI(感情知能)です。

この人間の能力は、安全運転サポートのAIやセンサーの機能によく似ていると思うことがあります。

EI(感情知能)の一つの働きは、自分の命を危機から守ることです。恐れを感じたり、不安を感じるといったネガティブな感情は弱さではなく、命を守るための強さです。自分の命を守れない人に未来はありませんよね。

 2020年にAI時代が訪れ、人の仕事や働き方などが大きく変化するとの予測もある中、人の持つ能力EI(感情知能)について考えることも大切だと強く思います。

 ちなみに、私の愛車にもアイサイトが搭載されています。高速道路の長距離ドライブでよく使いますが、脳の疲労感が以前に比べて大幅に軽減され、速度調整を行わない分、周囲の状況確認に注意が集中できます。AIは脅威ではなく私たちを助けてくれ、より安全にしてくれるものだと実感しています。